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動物画の新版画家

吉田遠志の版画買取

YOSHIDA TOSHI(1911–1995)

風景版画の巨匠・吉田博の長男として生まれ、動物を主題とした木版画で独自の画境を 開いた版画家です。アフリカでの取材をもとに描いた野生動物の質感表現に定評があり、 父・博と同じく自摺による丁寧な摺りが持ち味です。

買取価格帯の目安 ¥50,000〜¥150,000
吉田遠志
吉田遠志(肖像写真)

About

吉田遠志とは

吉田遠志(よしだ とうし、1911–1995)は、東京に生まれた版画家です。風景版画で 国内外に知られる吉田博の長男にあたり、幼少期から父のもとで油彩を学びながら、 木版画の技法は独学で習得しました。

1927年に「文鳥」、1930年に「雷鳥」を発表するなど、若くして木版画の制作に 取り組んでいたことが知られています。1951年には日本版画協会会員となり、 作品はニューヨーク近代美術館やボストン美術館など、海外の美術館にも収蔵されています。

父・博が主に風景を主題としたのに対し、遠志は動物を生涯のテーマに据えました。 1970年代にアフリカへ渡り、現地で取材した野生動物を数多く木版画に描いたほか、 「動物絵本シリーズ」で絵本にっぽん賞をはじめとする賞を受賞するなど、 動物画の分野で独自の評価を確立しています。

1972年には東京・世田谷区若林に「インターナショナル吉田版画アカデミー」を 開設し、後進の育成にも力を注ぎました。息子の吉田司も版画家として画業を 受け継いでおり、吉田家の版画の伝統は三代にわたって続いています。

Works

代表作品

吉田遠志(花鳥図)

吉田遠志(花鳥図)

Timeline

経歴・年表

1911年

東京に、版画家・吉田博の長男として生まれる。

幼少期

父・博のもとで油彩画を学ぶ。木版画の技法は独学で身につけた。

1927年(16歳)

木版画「文鳥」を発表。

1930年(19歳)

木版画「雷鳥」を発表。若い頃から木版画の制作に取り組んでいたことがうかがえる。

1951年

日本版画協会会員となる。以後、海外での活動が広がり、作品はニューヨーク近代美術館やボストン美術館などに収蔵される。

1970年代

アフリカへ渡り、現地で取材した野生動物を主題とした作品を制作する。

1972年

東京・世田谷区若林に「インターナショナル吉田版画アカデミー」を開設し、後進の育成に取り組む。

晩年

「動物絵本シリーズ」で絵本にっぽん賞をはじめ、動物画の分野で数々の賞を受賞する。

1995年7月1日

死去。享年83。息子・吉田司も版画家として画業を受け継いだ。

Point

査定のポイント

吉田遠志の作品は、動物特有の毛並みや羽毛の質感がどれだけ精緻に再現されているかが 評価の分かれ目になります。査定の際は主に以下の点を確認しています。

動物の質感表現

毛並みや羽毛など、動物特有の質感がどれだけ精緻に摺り出されているかを確認します。

検印の確認

吉田家の工房で摺られたことを示す検印の有無は、査定の重要な手がかりになります。

摺りの状態

色褪せ・シミ・虫食い・折れ・トリミングの有無を確認します。保存状態が良いほど査定額は高くなります。

図柄・希少性

動物絵本シリーズなど、人気の高い図柄や現存数が少ない作品は査定額が上がる場合があります。

作家名や図柄が分からない場合でも査定は可能です。作品全体の写真に加えて、 落款・検印が写っている部分の写真もあわせてお送りいただくと、より正確な査定ができます。

Publisher

吉田家の工房と見分け方

吉田遠志は、父・博が下落合に構えた「吉田版画スタジオ」の流れを汲む吉田家の工房で、 彫師・摺師とともに自身の作品を制作しました。父の代から続く自摺の体制のもと、 丁寧な摺りで動物の質感を表現しているのが特徴です。

父・博の作品と同様、検印の意匠や捺されている位置は時期によって異なります。 ご自身での判別が難しい場合も、まずは写真をお送りください。専門スタッフが確認いたします。

検印の確認

吉田家の工房を示す検印の意匠・位置は、刊行時期を判断する手がかりになります。

判別が難しい場合もご相談ください

ご自身での判別が難しい場合も、まずは写真をお送りください。専門スタッフが確認いたします。

Price lists

吉田遠志の買取実績

吉田遠志「東洋の四季の花と鳥 十二ヶ月画」

吉田遠志

「東洋の四季の花と鳥 十二ヶ月画」

買取価格¥80,000

吉田遠志「雨傘」

吉田遠志

「雨傘」

買取価格¥30,000

※ 上記は実際の買取価格です。買取価格は作品の状態・版の種類・市場動向により変動するため、次回以降の買取価格を保証するものではありません。

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Faq

吉田遠志によくある質問

Q

検印が見当たらない場合でも査定できますか?

A

可能です。作品全体の写真に加えて、余白部分や裏面の写真もあわせてお送りいただくと、より正確な査定ができます。

Q

「十二ヶ月画」など連作の一部しか持っていませんが、査定できますか?

A

一部だけでも査定可能です。ただしシリーズの他の作品がお手元に揃っている場合は、まとめてお送りいただくと査定額アップにつながることがあります。

Q

父・吉田博の作品と間違えて持っている可能性がありますが、見分けられますか?

A

図柄や落款・検印から判別いたします。ご自身で分からない場合も、まずは写真をお送りください。

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