異国情緒あふれる創作版画家
KAWAKAMI SUMIO(1895–1972)
横浜出身の創作版画家。明治期の異国情緒や南蛮文化への憧れを主題に、詩情豊かな木版画を数多く手がけました。棟方志功が版画家を志す一因になった作家としても知られています。
About
川上澄生(かわかみ すみお、1895–1972)は、神奈川県横浜市出身の創作版画家です。若い頃にカナダへ渡った経験があり、帰国後は栃木県宇都宮の中学校で英語教師を務めながら独学で木版画の制作を続けました。
南蛮文化・開港期の横浜・異国の風俗など、日本が西洋と出会った時代への憧れを詩情豊かに描いた作風で知られています。代表作「初夏の風」(1926年)は、自作の詩を添えた叙情的な作品で、若き日の棟方志功がこの作品に感銘を受けて版画家を志したという逸話でも知られています。
木版画のほか、油彩・水彩・ガラス絵・陶芸・玩具など幅広い分野で制作を行い、詩人としても活動しました。晩年を過ごした栃木県には、川上澄生の作品を専門に収蔵する美術館(鹿沼市立川上澄生美術館)があります。
Works
Timeline
1895年
神奈川県横浜市に生まれる。
青年期
カナダに渡り数年を過ごす。帰国後、栃木県宇都宮の中学校で英語教師として勤務。
独学で木版画を開始
教師の職を続けながら独学で木版画の制作に取り組む。南蛮文化や開港期の横浜などをモチーフにした作品を手がけるようになる。
1926年
代表作「初夏の風」を制作。自作の詩を添えた叙情的な作品で、後年、棟方志功に大きな影響を与えたとされる。
昭和期を通じて
木版画のほか油彩・水彩・ガラス絵・陶芸・玩具など幅広い分野で制作を続け、詩人としても活動。
1972年
栃木県宇都宮で死去。
Point
川上澄生は自ら下絵・彫刻・摺りを手がける創作版画の作家であり、自作の詩文が書き込まれた作品も多いことから、落款・詩文の確認が査定の重要な手がかりになります。
落款・詩文の確認
作品に書き込まれた署名・落款や、自作の詩文の有無・内容を確認します。
来歴(入手経路)
画廊・展覧会などでの入手経路や、来歴がわかる資料があると査定がスムーズになります。
保存状態
色彩の発色・紙の状態・シミや虫食いの有無を確認します。
木版画以外の作品
油彩・水彩・ガラス絵・陶芸など、木版画以外の作品も査定対象です。
Price lists
当店で実際に買取させていただいた作品と買取価格の一覧は、買取実績ページでご紹介しています。
Faq
詩文が書き込まれた作品ですが、査定に影響しますか?
川上澄生の作品は自作の詩文が添えられているものが多く、それ自体が作品の一部として評価されます。詩文部分がわかる写真もあわせてお送りください。
木版画以外の作品(油彩・陶芸など)も買取できますか?
可能です。木版画に限らず、油彩・水彩・ガラス絵・陶芸などもあわせてご相談ください。
保存状態があまり良くないのですが、査定できますか?
状態が良くない場合でも査定は可能です。現状のままの写真をお送りください。