光線画を継いだ夭折の絵師
INOUE YASUJI(1864–1889)
小林清親に学び、明治の東京を光と影で描いた絵師です。25歳で世を去ったため制作期間が短く、現存する作品は限られています。
About
井上安治(いのうえ やすじ、1864–1889)は、明治期に活躍した版画家です。東京・浅草に生まれ、14歳頃に小林清親へ入門しました。
師と同じく、光と影の効果によって風景を描く「光線画」を手がけています。代表作は連作「東京真画名所図解」で、明治の東京の街並みを小判の版型で数多く描きました。ガス灯の明かり、雨に濡れた路面、夕暮れの川面といった情景を、小さな画面に収める構成力に定評があります。
1889年、25歳で死去しました。制作期間が10年ほどと短いため現存する作品が限られ、状態の良いものは希少です。
Works
井上安治「吾妻橋」
井上安治「霊岸島高橋之景」
Timeline
1864年
東京・浅草に生まれる。
1878年頃
小林清親に入門する。
1880年代
連作「東京真画名所図解」を手がけ、明治の東京の風景を描く。
1889年
死去。享年26(数え年)。
Point
井上安治の作品は、現存数が限られるため状態の良し悪しが査定額に直結します。
小判の版型が中心
安治の作品は小判サイズのものが多く、大判とは評価の基準が異なります。定規などと一緒に撮影いただくとサイズが判断しやすくなります。
現存数の少なさ
制作期間が短いため、状態の良い作品は希少です。シミ・退色の程度で査定額が変わります。
Price lists
井上安治を含む明治期の版画につきましては、当店で実際に買取させていただいた実績を買取実績ページでご紹介しています。
Faq
小さいサイズの作品ですが査定できますか?
可能です。安治は小判の作品を多く手がけているため、サイズによって対象外になることはありません。
師の小林清親の作品と見分けがつきません。
落款で判別できます。落款部分がわかる写真を添えてお送りください。こちらで確認いたします。