明治の役者絵を担った絵師
TOYOHARA KUNICHIKA(1835–1900)
幕末から明治にかけて役者絵を描き続けた絵師です。三代豊国に学び、明治の歌舞伎の舞台を大判錦絵で記録しました。
About
豊原国周(とよはら くにちか、1835–1900)は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。三代豊国(歌川国貞)に入門し、生涯にわたって役者絵を専門に手がけました。
明治の歌舞伎を大判錦絵で描き続けた画業から「明治の写楽」とも呼ばれます。九代目市川団十郎、五代目尾上菊五郎といった当時の名優を数多く描きました。三枚続きの大画面を用いた舞台面の構成を得意としています。
明治期は輸入された化学顔料が使われるようになった時期にあたり、江戸期の浮世絵とは色味が異なります。鮮やかな赤や紫が残っている作品は当時の摺りの状態を保っている可能性が高くなります。
Works
豊原国周の役者絵
豊原国周「中村福助の日蓮上人」
Timeline
1835年
江戸に生まれる。
1850年代
三代豊国(歌川国貞)に入門する。
1860年代〜
役者絵で人気を得る。
1890年代
明治歌舞伎の名優を大判錦絵で描き続ける。
1900年
死去。享年66(数え年)。
Point
豊原国周の作品は、三枚続きが揃っているか、そして顔料の発色が残っているかが査定の要になります。
三枚続きの揃いの有無
国周は三枚続きの構成を多く手がけています。揃っている場合は評価が上がります。
顔料の発色の状態
明治期の化学顔料は退色しやすい性質があります。赤や紫の発色が残っているほど高く評価されます。
Price lists
豊原国周を含む明治期の浮世絵につきましては、当店で実際に買取させていただいた実績を買取実績ページでご紹介しています。
Faq
三枚続きのうち1枚だけでも査定できますか?
可能です。揃いに比べると評価は下がりますが、1枚単位で査定いたします。
色が褪せていますが買取対象になりますか?
対象です。明治期の顔料は退色しやすいため、ある程度の退色は前提として査定いたします。