幕末最大の人気を得た浮世絵師
UTAGAWA KUNISADA(1786–1865)
初代歌川豊国の門下で、幕末に最も多くの作品を残した絵師です。役者絵・美人画で圧倒的な人気を誇り、のちに「三代豊国」を名乗りました。
About
歌川国貞(うたがわ くにさだ、1786–1865)は、幕末に最も広く支持された浮世絵師です。初代歌川豊国に入門し、役者絵を中心に美人画・武者絵まで幅広く手がけました。生涯の作品数は浮世絵師のなかでも最多級とされています。
1844年に「豊国」の名を襲名しました。実際には三代目にあたるため、現在は「三代豊国」と呼ばれています。落款が「国貞」か「豊国」かで、おおよその制作時期を判断できます。
歌川広重が没した際の追悼肖像を描いたのも国貞です。同門の歌川国芳とともに幕末の歌川派を支え、その画風は弟子筋を通じて明治の絵師たちへ受け継がれました。
Works
歌川国貞「市川団十郎の梶原源太景季」
歌川国貞『江戸廼花名勝会』より「入谷」
Timeline
1786年
江戸に生まれる。
1800年頃
初代歌川豊国に入門する。
1810年代〜
役者絵で人気を得て、歌川派の中心的な絵師となる。
1844年
「豊国」を襲名する(三代豊国)。
1858年
歌川広重の追悼肖像を制作する。
1865年
死去。享年80(数え年)。
Point
歌川国貞の作品は、落款による制作時期の判断と、揃物が揃っているかどうかが査定の要になります。
落款が「国貞」か「豊国」か
1844年の襲名を境に落款が変わります。制作時期の判断材料になるため、落款部分の写真が重要です。
三枚続きの揃いの有無
役者絵には三枚続きの構成が多くあります。揃っている場合は評価が上がります。
Price lists
歌川国貞を含む浮世絵につきましては、当店で実際に買取させていただいた実績を買取実績ページでご紹介しています。
Faq
「三代豊国」と署名がありますが同じ作家ですか?
同じ作家です。1844年に豊国を襲名して以降の落款です。
三枚続きのうち1枚だけでも査定できますか?
可能です。揃いに比べると評価は下がりますが、1枚単位で査定いたします。