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「これは本物の浮世絵か、それとも複製か」というご質問を数多くいただきます。判断の手がかりを4つご紹介します。なお復刻版でも買取の対象ですので、どちらであっても写真をお送りください。
浮世絵をめぐる言葉は紛らわしいので、先に整理します。
このうち初摺・後摺・復刻版はいずれも木版画です。印刷物との判別は 木版画と印刷物の違いをご覧ください。ここでは木版であることを前提に、 江戸期のものか現代の復刻かを見る手がかりを扱います。
江戸期から明治期の作品は、150年以上の時間を経ています。和紙は少しずつ酸化して色が変わり、 全体がわずかに飴色を帯びます。これを時代がつく、と表現します。
現代の復刻版は新しい和紙に摺られているため、余白が白く、紙に張りがあります。 ただし復刻版でも数十年経過したものは黄変が進んでいるため、紙の色だけでは決められません。
江戸後期の浮世絵には、出版の許可を示す印が押されているものがあります。改印(あらためいん)と呼ばれ、 時期によって形式が変わるため、制作年代を絞り込む手がかりになります。
復刻版にはこの改印が無いか、あっても元の絵柄の一部として彫り再現されたものです。 ただし改印は作品や時期によって有無が分かれるため、無いことが直ちに復刻を意味するわけではありません。
現代の復刻版には、制作した工房や版元の印が入っていることが多くあります。 余白や裏面に、工房名の印やラベルが貼られている場合は、そこから制作元をたどれます。
当店の買取実績にも復刻版の作品が含まれています。実物の写真は 買取実績ページでご覧いただけます。
江戸期の浮世絵には決まった判型があります。最も多い大判(おおばん)は、およそ39×26センチです。 三枚続きの作品は、この大判が横に3枚並んだ構成になります。
復刻版もこの判型を踏襲していることが多いのですが、額装用に余白を広く取ったものや、 縮小して制作されたものもあります。定規を一緒に写した写真を送っていただけると、判断が進みます。
復刻版は「偽物」ではありません。版木を彫り直し、伝統的な技法で摺られた木版画であり、 独立した価値を持ちます。当店でも買取の対象としています。 判別がついたからといって、価値が無いと判断しないでください。
詳しくは復刻木版画の買取ページをご覧ください。 江戸期のオリジナルについては浮世絵の買取ページに査定基準をまとめています。
ここまで4つの手がかりを挙げましたが、写真だけで断定できる場合ばかりではありません。 紙の質感、摺りの厚み、彫りの鋭さといった要素は、現物を手に取って初めて分かることが多くあります。
当店では、写真での一次査定のあと、現物を拝見してから最終的な金額をお伝えしています。 査定額にご納得いただけない場合のキャンセルは無料です。まずは 無料査定フォームから表と裏の写真をお送りください。